大学を出て技術者として会社で仕事を始めて、何気なく実験を繰り返していたわけですが、
今にして思うと当然ながら大学で教えられたやり方を、疑問も感じずに踏襲していました。
すなわち、知りたいパラメータを複数水準で変化させ、
他のパラメータはなるべく動かないように設定し知りたい特性の変化を測定することで、
パラメータと特性の影響度合いを見ていました。
入社10年目くらいまでそれで大きな疑問も持たず、何とか結果を出していたのですが、
あるテーマを任された時にパニックが起きました。
化学反応の実験なのですが、昨日うまくできた条件と全く同じに設定しても、
全くうまく行かないのです。
それが一度や二度ではなく、十回くらい続いて開発が前に進みません。
結局その技術は実用化されることなく、別の手段を使うことになりました。
その数年後に、たまたま実験計画法の本を手にする機会があり、
その示す通りに直交表を使ったところ、
多くの事実を短時間に知ることができまるで魔法を見るように思いでした。
今思えば、そこに誤差因子を入れれば、さらにロバストな結果にすることができたはずですが、
その後はほとんどの実験に直交表を使うようになり、
さらにTRIZやQFDへと関心が広がって開発の効率が格段に上がったのです。

今非常に悔しいのは、入社してから10年間、
そういったうまい方法があるという事実を全く知る機会がなかったことなのです。
技術者にも色々なタイプがありますから、
教わってみた、使ってみたけれど、効果が感じられない、
自分には合わないという人もいるでしょう。
しかし使えば効果を出せるにもかかわらず、
知らないだけで大学で習った50年前の(というと聞こえが悪いなら、研究用の)やり方を
延々続けている人が大勢いるのです。

私はそのような人たちに、優秀な先人たちが考え、
改善してきた効果的な技法の数々を知ってほしいのです。
ほとんどの大企業では学習の機会があるようですが、
中堅以下ではまだまだ整備されていない企業も多いようです。
技術者は自ら学習し試してゆく必要があり、技法によっては容易ではありません。
「ものづくり革新ナビ(www.monodukuri.com)」が、そんな人たちの役に立ち、
ものづくり革新イノベーターとなれるように支援してゆきたいのです。

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