2013年度版ものづくり白書第1章第1節4では、
海外拠点機能の多様化について分析しています。

当初の海外展開は
コストダウン目的の生産が主で、
続いて成長が続く現地での販売が目的となりました。

図114-1を見ても、黄緑の現在機能としては、
量産、販売とアフターサービスが3本柱ですが、
今後拡充を考えているのは、
製品企画、設計、試作分野です。

●図114-1 バリューチェーンの機能別・海外展開見通し
バリューチェーンの機能別・海外展開見通し【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

現地での販売に力を入れると
現地の要望を取り込んだり、
消費地に近い場所で、フィードバックをもらいながら設計、試作しようとするのは
当然の流れと思えます。

このような流れを受けて図114-2では、
海外製品の水準が国内と同レベルあるいは以上との回答が
6割を超えています。

●図114-2 海外生産の技術水準と今後3年間の海外生産見通し
海外生産の技術水準と今後3年間の海外生産見通し【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

日本の製品が優秀だったのは、
均質な教育を受けた国民性もあったでしょうが、
何と言ってもたくさん生産することによる
習熟効果が大きかったのは違いないでしょう。

企画、研究、設計が海外に移れば、
そのプロセスでの習熟が進み、
生産以上に付加価値のあるこれらの分野でも
海外の競争力が高まるでしょう。

さすれば、さらに付加価値の高い事業戦略分野の
能力を磨いておく必要がありそうです。

あ、あくまで平均データをもとにした一般論です。
あなたの企業、部門については
環境を良く分析して、個別に判断する必要があります。

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