2013年度版ものづくり白書第1章第1節3では、
製造業の海外展開について分析しています。
ここだけで15ページもあるので、
何回かに分割して見てみましょう。

図113-1を見ると、海外現地生産する日本企業の割合は上昇しており、
2012年で加工型製造業が73.1%、素材型製造業で68%となっています。

●図113-1 海外現地生産を行う企業の割合(製造業)
海外現地生産を行う企業の割合(製造業)【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

加工型がやや高いのは消費地との距離の関係と
必要とされる熟練度が比較的低いこと、
企業規模が素材型よりも大きいことが想定されます。

加工型製造業の中でも自動車と電気機器では様子が違います。
図113-2は自動車最終製品の設備投資推移であり、
ここ15年で国内投資が4割に落ち込む中、
海外は約2倍に増加しており、
海外志向が鮮明です。

●図113-2 自動車 サプライチェーン【最終製品】の設備投資推移
自動車サプライチェーン【最終製品】の設備投資推移【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

一方図113-4で示す電気機器の設備投資は、
国内が3分の1で、海外も減少しています。

●図113-4 電気機器 サプライチェーン【最終製品】の設備投資推移
電気機械サプライチェーン【最終製品】の設備投資推移【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

ここでも、摺合せ型の自動車組み立てと、
モデュラー型になった電気機器の差が表れています。

日本人が最も得意とするのは、
部品点数千点~1万点の製品の量産化という説もあり、
自動車がまさにこのスイートスポットに的中しています。

大型飛行機や有人ロケットも摺合せ製品ですが、
部品点数が上記を超えており、
今後どうなるかが注目されます。

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