2013年度版ものづくり白書「はじめに」

2013年6月9日ものづくり白書を読み解く

第2章まで進んでいた2012年版をほっぽりなげて
一昨日発表された2013年版を読んでいきます。

まずは、「はじめに」

ここで気がつくのは、
第1章経産省、第2章厚労省、第3章文科省と
完全に分業体制になっていることです。

この白書は経産省と、厚労省と文科省が仲良く作っていると
以前持ち上げたことがありましたが、
実は、やはり縦割りになっており、
ざっと見た感じで、
各章の間で綿密な調整が行われた形跡がありません。

他庁の見解を横目で見ながら
自庁の文章をまとめたという感じでしょうか。
内情をご存じの方がいたら教えてください。

そして、第1部は課題と方向性、
第2部は政府の施策が記述されています。

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2013年度版ものづくり白書発表!

2013年6月8日ものづくり白書を読み解く

のろのろと2012年度版を分析しているうちに、
ものづくり白書の2013年版が本日発表されました。
http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2013/index.html

まず骨子だけ読んだ感じでは、
グローバル視点を大きく取り入れた昨年と大きな違いはなく、
ここ半年の為替変動を織り込んだ程度のように見えます。

豊富なデータは読みでがありますが、
行政がまとめているだけに、
分析部分が自分たちの施策を肯定する論調になるのは、
まあ仕方のないところでしょう。

不肖私がお役人になり代わり、
次回からブログで細かく分析して参ります。

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ものづくり産業の競争力基盤を動揺させたデジタル化・モジュール化

2013年6月6日ものづくり白書を読み解く

ものづくり白書第2章第1節3では、
製品のデジタル化とモジュール化の現状を分析しています。

図213-1はLSI1個に集積されたトランジスターの数を示します。

●図213-1 集積回路のトランジスター数
集積回路のトランジスター数【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

横軸は実時間、縦軸は素子数の対数目盛ですから
40年にわたり、指数関数的に集積度が上がっていることが分かります。

これによってLSIの性能は年々急速に向上し、
多くの機能がLSIだけで実現するようになりました。

一般的に単一民族である日本は、
国民性からいっても意見や技術をすり合わせて
製品を作るところで長所が発揮でき、
モジュールの組み合わせだけで完成する製品では
競争優位性を打ち出しにくいといわれます。

さらに上図の集積度がCPU性能にも適用され、
多くの機能がCPU能力とソフトウェアで実現されるようになってきました。

ソフトウェアもそれ自体をコピーするだけで
ばらつきなく完全に再生産が可能ですから
モジュラー技術的性格があります。

●図213-2 各種製品・システムにおけるソフトウェア規模の拡大
各種製品・システムにおけるソフトウェア規模の拡大【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

図213-2は、製品種ごとのソフトウェア規模の推移を示し、
ここ10年の間に3倍から10倍に大きくなっていることがわかります。

これとは別に3D-CADなどのデジタルプロセス設計ツールも
図213-4のように、中韓に大きく差をつけていた90年代に比べると
普及率がかなり追いついてきており、
NC加工機などの製造機械普及とともに
ものづくりの差別化が難しい環境になっています。

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我が国ものづくり産業と工業化する新興国との競合激化(2012年度版 第2章第1節2)

2013年6月3日ものづくり白書を読み解く

2012年度版ものづくり白書第2章第1節2では、
日本のものづくり産業と新興国との競合激化を分析しています。

新興国の工業化は今に始まった傾向ではありませんが、
図212-2で分かるように、
ここ10年の中国製造業の付加価値伸長は著しいものがあります。

●図212-2 製造業の付加価値に占める各国シェア(2000年時点での米ドル計算)
製造業の付加価値に占める各国シェア【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

これは、それまでの軽産業中心の中国生産が、
ハイテク産業まで拡大していることが原因です。

これによってアジア太平洋地域の中間財の貿易構造は
下の図212-4のように変化しており、
90年代に中間財ハブとなっていた日本の地位は、
今や中国に置き換わっているのです。

●図212-4 アジア太平洋の主要国間の中間財の貿易構造
アジア太平洋の主な工業国間_貿易構造【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

消費財に比べると、部品材料系は今でも日本が強いという論調もありますが、
これを見ると決して楽観視できません。

日本のものづくり産業関係者は現実を直視し、
企画品質、設計品質革新のプロセス習得、実践と
戦略的な事業展開を大いなる危機感をもって進めなければなりません。

中国が日本の40年前を倣うタイムマシン経営とするならば、
ソフトバンク孫社長を見習い、
日本は米国製造業の20年前を参考とする手もありそうです。

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我が国ものづくり産業を取り巻く構造変化と企業のビジネスモデルの変化(2012年度版 第2章第1節)

2013年6月1日ものづくり白書を読み解く

ものづくり白書に対するつぶやきは
ようやく第2章に到達しましたが、時すでに6月。

ぼちぼち2013年版が出る頃です。
連載を開始したのが5月ですからしょーがない。

新年度版が出たら、一旦そっちに移って、
終わったところでまた12年版に戻りましょう。

第2章のタイトルは「我が国ものづくり産業が直面する課題と展望」です。
課題が一杯あるのは分かっていますが、
果たして展望はあるのか?

第1節の緒論では、構造変化を
「サプライサイド」と「マーケットサイド」両面から概説しています。
(サプライの対語はデマンドだと思いますが)

「サプライサイド」では、半導体の性能向上とソフトウェアの進歩によって、
いわゆる「技術のモジュール化」が進行し、
さらに新興国のものづくり水準が高まったことで
単なるものづくりによる付加価値が低下。

この状況を戦略的な国際分業として活用した企業が
成功を収めたと分析します。

一方の「マーケットサイド」では、
新興国の中間層が爆発的に増加して
大きな市場となったものの、
先進国よりは低い価格設定が要求され、
両サイドで動きに追従できなかった日本企業が
苦境に立たされているという論調です。

全ての日本企業があてはまるわけではなく、
白書にもそうは書いてありませんが
大手の電機メーカーは過去の栄華が華々しいだけに
目立って見えるものでしょう。

この後で、具体的なデータを使った分析が始まります。

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苦戦する我が国ものづくり産業(2012年度版 第2章第1節1)

2013年6月1日ものづくり白書を読み解く

2012年度版ものづくり白書第2章第1節1は、
製造業の苦境を分析しています。

図211-1を見ると、
1980年以来黒字を続けてきた貿易収支が、
31年ぶりに赤字に転落しています。

●図211-1 経常収支の内訳推移
経常収支の内訳推移【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

続く図211-2で見るとこの状況の最大原因は、
自動車関連産業とエレクトロニクス産業であることが分かります。

●図211-2 主要産業の営業利益の対前年比(2011年/2010年)
主要産業の営業利益_対前年比【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

ご存知のように、
これらは東日本大震災で大きな打撃を受けた業種であり、
一過性のものかと思いましたが、
今年に入っても貿易収支は赤字のままです。

原発停止の影響で、
石炭石油ガスなどのエネルギー輸入が増えた事と、
図211-1で所得収支の増加傾向から分かるように
製造現場が海外に移転することで
現地法人からの上納金(配当)が増えているわけです。

短期的な経常収支としてはバランスが取れますが、
中期的には製造技術力が現地で向上し、
地場産業がいずれ振興してくるだろうことと、
国内で職場を失った労働者の受け皿が懸念されます。

ただし複雑なサプライチェーンが災いして
震災で大打撃を被った自動車関連は、
このところの円安で大きく利益を回復しているはずで、
2013年度版ものづくり白書のデータが楽しみです。

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製造業の労働災害発生状況(2012年度版 第1章第2節5)

2013年5月31日ものづくり白書を読み解く

ものづくり白書第1章第2節5は、製造業の労働災害などの発生状況を報告しています。

図125-1を見ると、1990年から2010年にかけて全産業、製造業ともに死亡災害が減少しており、
20年で半分以下になっています。

●図125-1 製造業の死亡災害発生状況
死亡災害発生状況【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

よってその比率は、20年間ほぼ一定なのですが、
2011年は災害数、比率ともに急上昇しています。
おそらく東日本大震災の影響かと思うのですが、
白書には何も書かれていません。
例えば、津波で死亡しても、製造現場で被害に会えば労災?

11年を別にすれば労災対策が進んで、
安全になっているとも見れますし、
加工現場が少なく、デスクワークが多くなって
災害が減っている面もありそうです。

図125-3は、死傷災害の発生推移ですが、
こちらは絶対数だけでなく、全産業に占める製造業の割合も下がっていますので
対策が順調に進んでいると評価できます。

●図125-3 製造業の死傷災害発生状況
死傷災害発生状況【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

他の産業と違って災害が起きる場所が特定しやすく、
対策を打っただけ効果が出やすいのかもしれません。

図125-4は労働災害の度数率(発生率)と強度率(事故の重さを勘案した発生率)を
2軸にして他の産業と比較したもので、
全産業計(原点)に比べて製造業は、
強度率が同一で度数率は4割ほど低いことが分かります。

●図125-4 製造業の労働災害率
労働災害率【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

すなわち、軽度の労災が少ないわけです。

いずれの軸でも運輸、郵便業が2倍近く高いのは、
交通事故があるからだと思われます。

率が低くても1件は1件。
これだけは万全の対応をしてゼロにしたいものです。

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製造業賃金・労働時間の動向(2012年度版 第1章第2節4)

2013年5月29日ものづくり白書を読み解く

ものづくり白書第1章第2節4では、製造業の賃金・労働時間動向を分析しています。

図124-1を見ると、製造業従事者の賃金は2001年頃までは全産業計よりも若干低く、
06年から08年までは高かったものの、09年に急落。

●図124-1 製造業の賃金推移
業種別の賃金比較

飲食や福祉産業に比べると買い控えたり、在庫を持ったりする分
他産業以上にリーマンショックの影響が大きかったようです。

2008年まで他産業より賃金上昇が大きかったのは、
前回分析したように、女性の比率、単純労働の比率が
下がって来たことが影響しているのでしょう。

それにしても金融保険業の賃金の高さはあきれるばかりです。
客から集めたお金で国債を買うだけで、
産業振興に貢献していない彼らに安穏と生活されては、
やる気を失う国民が増えるのが心配になります。

脳みそに汗をかいて必死に働く製造業は、
もう少し待遇が良くてもいいかな。

一方話には聞いていましたが、
飲食・宿泊業の賃金の低さも飛びぬけています。

海外の同業者に比べると彼らの労働生産性は相当に低いと言われています。
製造業のTQMを参考にすれば大きく改善の余地があるはずで、
近いうちにどこかが「ドン!」と来そうな気がします。

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ものづくり就業者の年齢構成(2012年度版 第1章第2節3)

2013年5月28日ものづくり白書を読み解く

ものづくり白書第1章第2節3は雇用者の年齢構成を分析しています。

図123-2を見ると、1990年からの20年間で
高卒入職者は半分以下に激減していますが、
大卒入職者は穏やかな減少にとどまっています。

●図123-2 製造業における学歴別・新卒入職者数の推移
製造業における学歴別・新卒入職者数の推移

2010年の減少は、
2009年のリーマンショック後に採用数を減らした影響が現れたものでしょう。

これも作業現場が海外に移動している事を示しています。

良く見ると従業員の多い企業ほど高卒者が減っており、
小企業はさほどではありません。
海外に移動するのは資本の豊かな大企業です。

一方小さな企業ではむしろ大卒入職者が増えているように見えます。
技術力、経営力を強化しているのでしょう。

図123-3を見ると、新卒3年後の離職率は
学歴、企業規模に寄らずすべてのセグメントで
製造業が全産業計を下回っているのが分かります。

●図123-3 2008年新規学卒【新卒】就職者の3年後までの離職率(規模別)
2008年新規学卒【新卒】就職者の3年後までの離職率(規模別)

全産業計でみると3年で3割といわれる離職率ですが、
製造業大卒では約半分です。

給与水準が平均より高いこと、労働環境が整っていること、
「ものをつくる」という実業であり充実感があることなど
原因はいくつか思い当りますが、
製造というある意味地味な仕事に就こうとする時点で、
浮ついた気持ではない実直な性格の入植者が多いのかもしれません。

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ものづくり就業構造の推移(2012年度版 第1章第2節2)

2013年5月28日ものづくり白書を読み解く

ものづくり白書の第1章第2節2では、就業構造を分析しています。

図122-2を見ると、01年から04年にかけて製造業就業者が急激に減少した後、
小康状態が4年間続き、リーマンショックを機に大きく減少しました。
その後東日本大震災後も減少があり、
この災害を機に職を失った人が相当数いたとみられます。

●図122-2 製造業の就業者数・雇用者数等の推移(原数値)
製造業の就業者数・雇用者数等の推移(原数値)【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

一方図122-4は製造業における女性就業者の推移を表しています。
1990年すなわちバブル崩壊まではほぼ増加傾向だったのに、
その後は一様に減少傾向です。

これは以前示したように、
専門職は減らないで作業者が減っているのとリンクしていると思われます。
すなわちパートタイマーの簡易な作業が減少して
製造業における女性の働く場が減っているのでしょう。

●図122-4 製造業における女性就業者および女性比率の推移
製造業における女性就業者および女性比率の推移【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

一方で図122-6は、2008年まで一様に非正規雇用者が増加していたことを示しています。
増加のほとんどはパートではなく、契約社員であり
従来であれば正社員を雇用する場面で、
非正規社員を使う実態が見えます。

●図122-6 非正規雇用者数の推移(全産業)
非正規雇用者数の推移(全産業)【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

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