ものづくりドットコムのコンセプト

2019年10月11日ものづくり.com

ものづくりドットコムトップページ|ものづくりドットコム創業者のブログ【技術者のキャリア設計】製造業・理系工業系・研究・開発・設計・開発・生産エンジニア向け

ものづくりドットコムを公開して7年半になります。

そもそも品質工学のコンサルタントとして個人事業を始めた私が、
東京農工大学のMOT(技術経営)大学院に入学してみたら、
ビジネスプランを作れというカリキュラムになっていて、考えたのがこのものづくりドットコムです。

当初のコンセプトは、コンサルタントなど専門家のノウハウを製造業に広く届けることでした。
その点では、解説、事例記事が3800件を超え、毎日4000人に利用されている現状は、当初イメージに近いものです。
しかしそれを糸口に、製造業関係者
特に中小企業に気軽にコンサルタントを使ってもらうという点ではあまり大きな成果を上げていません。
問い合わせは増えてきましたが、比較的大きい企業が専門分野の人材を照会してくることが多くなっています。
まだまだ、コンセプトの練り直し、
およびシステム設計を見直すとともに、製造企業との信頼関係構築が必要と感じます。

その一環としても、このブログに私が考えていること、感じていることを掲載して、
共感できる方から相談が届く契機になることを望みます。

デジタル化とコモディティ化(2013年度版 第1章第3節1(2,3))

2013年8月22日ものづくり白書を読み解く

2013年度版ものづくり白書第1章第3節1(2,3)では
デジタル化に伴う製品のコモディティ化が解説されています。

もう言い尽くされていますが、
技術がデジタル化すると製造の難度が下がり
低い労務費の新興国でも製造販売が可能となります。

そこで付加価値の高い、設計や意匠、ユーザビリティを先進国が担当し、
労務費の安い地域で大量に生産して
徹底的にコストを下げるという水平分業が広がりました。

他国で実現できない垂直統合型で一世を風靡した日本の家電メーカーは
ことごとくシェアを奪われる近年の状況です。

ここからは私の意見ですが、
何も日本が水平分業をやっていけない規則はありません。
ただ過去の成功体験のしがらみと
大きな組織の共通意識を急激に変えることが
難しいという事ではないでしょうか。

産業構造はここまで解析されているわけですから、
発想が少しずつ変わっていくと期待します。

その点で、組織が小さくフラットな企業ほど転換がし易いはずです。
新規技術は多様な技術屋が垂直統合して短期間で立ち上げ、
デジタル化で標準になった後は自社の利益を最大化する役割に徹する。
そんな企業が出てくるのではないでしょうか。

海外の文化を柔軟に取り込んで、
自国なりに消化(昇華)するのが得意な日本です。

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ものづくり成長戦略

2013年8月11日ものづくり革新

先日のものづくり改善ネットワーク設立交流会で紹介された
藤本先生と柴田先生の新刊「ものづくり成長戦略」が
昨日届いたので、早速読んでみた。

講演の内容と重複するところも多いが、
群馬、野洲、米沢と各地域活動の詳細が良く理解できた。

ものづくりインストラクターは需要も供給もあるのだが
それだけでは話は進まない。
忙しい関係者を動かすためには、大きなエネルギーが必要で
誰かしゃかりきになって動く人間が必要だ。

それがいたのが前記3地域だったらしい。

ものづくり革新ナビも同じだ。
多くのアクセスがあり、
専門家からも感謝されているが、
ナビゲーターが力を抜いたらたちまち止まってしまう。

このネットワークと 何か協力できることがあればよいが。
まずはネットワーク会員に入会か。

ものづくり成長戦略 「産・金・官・学」の地域連携が日本を変える (光文社新書)/藤本 隆宏[編著]
¥777
Amazon.co.jp

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製品寿命の短期化(2013年度版 第1章第2節3(2))

2013年7月25日ものづくり白書を読み解く

2013年度版ものづくり白書第1章第2節3(2)では
デジタル化・モジュール化による製品寿命の短期化が説明されています。

皆さんご存知のように、
日本の電機業界は大手企業が苦戦しています。
他の製品分野に比べて電気製品は
機能がICの中に設計されてしまうため、
部品さえ購入してしまえば
比較的容易にほどほどの製品が実現できてしまいます。

下の図123-5は企業アンケートの結果ですが、
比較的グローバル競争力があると言われる
自動車、産業用機械に比べて、
電気機械はモデルチェンジの間隔が
極めて短くなっています。

●図123-5 製品の特徴と(※)寿命変化の関係(※次回モデルチェンジまでの平均年数)
製品の特徴と寿命変化の関係_次回モデルチェンジまでの平均年数【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

私が学生の頃は
オーディオ製品が1年に2回モデルチェンジしていた時代で、
その厳しい環境で欧米のメーカーを置き去りにしたものです。

今はそのスピードに日本が付いていけなくなっています。
品質工学やプロジェクトマネジメントなどを効果的に使用し、
開発の生産性を向上する必要があります。

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企業競争力の源泉である「技術・設備の維持・強化」(2013年度版 第1章2節2)

2013年7月7日ものづくり白書を読み解く

2013年度版ものづくり白書第1章2節2では、
企業競争力の源泉である「技術・設備の維持・強化」について解説しています。

前段のアンケート、で技術力に相当の自信を持っており、
事業競争力でも欧米韓国には互角以上の意識を持ちながらも
中国企業に対しては劣位と感じています。

その一つの要因と分析しているのが研究開発費です。
日本企業のGDP比研究開発費は
2001年のから1.4%から、2008年には2.8%まで増加しましたが、
2009年に下がり韓国に抜かれています。

また図122-4で分かるように、絶対額の指数では
日本の伸びに比較して中韓が飛躍的に増額していることが分かります。

●図122-4 企業部門の研究開発費の推移
企業部門の研究開発費の推移【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

研究開発費が伸び悩んでいるだけでなく、
図122-7で分かるように
研究開発の期間も短期的なテーマが増えてきており、
長期的な競争優位性に不安があります。

●図122-7 研究開発期間の変化
研究開発期間の変化【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

ひとつには人口減少局面に入り、
以前出てきた設備投資と同様に
市場収縮方向の国内よりも海外向けの研究開発が増えるのは、
理解せざるを得ないでしょう。

しかし、付加価値の源泉である開発が国内で減少し
短期的になっている電気機器業界は
これからかなり厳しい戦いになっていく危険性があります。

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TPPなどの経済連携を活用した立地環境の改善(2013年度版 第1章第2節コラム)

2013年6月27日ものづくり白書を読み解く

2013年度版ものづくり白書第1章第2節のコラムでは、
TPP周辺の環境と重要性が書かれています。

ご存知のように、本件では賛否両論が行き交っていますが、
この白書は経産省なので、完全に賛成の論調です。

一般的に新しいことを始める時は、
賛成が多くとも、既得権者が死に物狂いで反対するため
そちらがメディアに取り上げられ、
あたかも賛否相半ばのように見えたりします。
賛成者は死に物狂いになりにくいため、
ニュースの「絵」にならないのです。

しかも反対している人は、農業従事者よりも
その利権の恩恵を受けている人だったりします。

いずれ中国の食文化が豊かになり、農作物が不足し
日本などからの輸入に頼らざるを得なくなるという話も聞きます。

保護に頼るのではなく、自らの知恵を使って
農業の付加価値生産性向上を今から進め、
来たるべき農業輸出時代に備えるべきでしょう。

製造業で培った生産性向上の手法も
間違いなく利用できるはずです。
いや、利用しなければなりません。
ものづくり革新ナビを農業関係者も見て欲しいな。

TPPをそのための契機として利用してほしいものです。
もちろんソフトランディングのための施策は必須です。

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主要国・地域における製造業の競争力比較(2013年度版 第1章第2節1 その2)

2013年6月26日ものづくり白書を読み解く

2013年度版ものづくり白書第1章第2節1(2) では、
主要国・地域における製造業の競争力を比較しています。

競争力の構成要素を6つに分類し、
先進国と比較したチャートが図121-4であり、
アジア諸国と比較したものが図121-5です。

●図121-4 主要国の製造業競争力チャート(欧米)
主要国の製造業競争力チャート【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

●図121-5 主要国の製造業競争力チャート(アジア)
主要国・地域の製造業競争力チャート【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

これを見ると日本の特徴が非常に際立っています。

①産業基盤は、欧米だけでなく
アジアのシンガポール、台湾に比べても大きく劣っています。
これは電力料金の高さと
イノベ^ーションを促進する法制の不十分が原因のようです。

②産業集積は、全体のトップであり、
よく言われる質量ともに優れた中小企業の存在が原因です。

③技術力は色々言われる中、ダントツの高水準です。
環境も法制も経営も劣る条件で、よくできたものです。

④経営力の低さは情けないものです。
白書では、市場への対応力(つまりマーケティング)と
MBAスクールの質の低さ、産学連携の評価が原因とあります。
いずれも思い当るところ大ですね。
文科省の管轄でしょうか。

⑤労働力も決して高くありません。
労使関係は良いものの、
生産性に対する賃金の高さ、
生産年齢比率の低さなどが劣っています。

⑥グローバル化指標は、これら10か国中最下位です!
半端に大きい国内市場、海に囲まれた地形
心地よい環境に甘んじて
対外的な消極感が数値に現れています。

日本の競争力を上げるには、高い技術力を維持しつつ、
グローバルな考えを持った経営者がいれば良いようです。
そう考えると、日産やユニクロ、日本電産など
海外進出に積極的な経営者の率いる企業は元気があります。

大きな企業であれば、
必ずそのような素養を持った人材がいるように思いますが、
なかなか抜擢が難しいのか。
海外から連れてくる方が抵抗感がないかもしれません。

ちなみにこれらのデータは、
良く見かけるIMDだけでなく
色々なソースから引用されています。
手間がかかってますね。

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国際貿易の方向感(2013年度版 第1章第1節4コラムその3)

2013年6月21日ものづくり白書を読み解く

2013年度版ものづくり白書第1章第1節4コラムその3では、
国際貿易の今後の方向性について分析しています。

オランダの経済学者ヤン・ティンバーゲンによれば、
二国間の貿易額は、次の法則に従うとか。

(1)距離が近い国ほど貿易額が多い
(2)その二つの国の経済規模が大きいほど貿易額が多い

これは、物理学の「引力の法則」に似ています。

1990年と2012年の日本貿易額は図1、図2のようになり、

●図1 1990年の主要国・地域の名目GDPと日本の輸出入先
1990年_主要国・地域の名目GDPと日本の輸出入先【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

●図2 2012年の主要国・地域の名目GDPと日本の輸出入先
2012年_主要国・地域の名目GDPと日本の輸出入先【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

この間に日本に近いアジア諸国との貿易額は、着実に増えています。

今後日米欧のGDPが伸びない中で、
アジア諸国のそれはさらに増大するのが確実で、
距離の近さから
貿易額も欧米以上になると予想されます。

これまで日本国内だけの販路で間に合っていた企業も
アジア進出を真剣に考えた方が良さそうです。

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