海外拠点機能の多様化(2013年度版 第1章第1節4)

2013年6月17日ものづくり白書を読み解く

2013年度版ものづくり白書第1章第1節4では、
海外拠点機能の多様化について分析しています。

当初の海外展開は
コストダウン目的の生産が主で、
続いて成長が続く現地での販売が目的となりました。

図114-1を見ても、黄緑の現在機能としては、
量産、販売とアフターサービスが3本柱ですが、
今後拡充を考えているのは、
製品企画、設計、試作分野です。

●図114-1 バリューチェーンの機能別・海外展開見通し
バリューチェーンの機能別・海外展開見通し【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

現地での販売に力を入れると
現地の要望を取り込んだり、
消費地に近い場所で、フィードバックをもらいながら設計、試作しようとするのは
当然の流れと思えます。

このような流れを受けて図114-2では、
海外製品の水準が国内と同レベルあるいは以上との回答が
6割を超えています。

●図114-2 海外生産の技術水準と今後3年間の海外生産見通し
海外生産の技術水準と今後3年間の海外生産見通し【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

日本の製品が優秀だったのは、
均質な教育を受けた国民性もあったでしょうが、
何と言ってもたくさん生産することによる
習熟効果が大きかったのは違いないでしょう。

企画、研究、設計が海外に移れば、
そのプロセスでの習熟が進み、
生産以上に付加価値のあるこれらの分野でも
海外の競争力が高まるでしょう。

さすれば、さらに付加価値の高い事業戦略分野の
能力を磨いておく必要がありそうです。

あ、あくまで平均データをもとにした一般論です。
あなたの企業、部門については
環境を良く分析して、個別に判断する必要があります。

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避けられない製造業の海外展開(2013年度版 第1章第1節3その1)

2013年6月13日ものづくり白書を読み解く

2013年度版ものづくり白書第1章第1節3では、
製造業の海外展開について分析しています。
ここだけで15ページもあるので、
何回かに分割して見てみましょう。

図113-1を見ると、海外現地生産する日本企業の割合は上昇しており、
2012年で加工型製造業が73.1%、素材型製造業で68%となっています。

●図113-1 海外現地生産を行う企業の割合(製造業)
海外現地生産を行う企業の割合(製造業)【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

加工型がやや高いのは消費地との距離の関係と
必要とされる熟練度が比較的低いこと、
企業規模が素材型よりも大きいことが想定されます。

加工型製造業の中でも自動車と電気機器では様子が違います。
図113-2は自動車最終製品の設備投資推移であり、
ここ15年で国内投資が4割に落ち込む中、
海外は約2倍に増加しており、
海外志向が鮮明です。

●図113-2 自動車 サプライチェーン【最終製品】の設備投資推移
自動車サプライチェーン【最終製品】の設備投資推移【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

一方図113-4で示す電気機器の設備投資は、
国内が3分の1で、海外も減少しています。

●図113-4 電気機器 サプライチェーン【最終製品】の設備投資推移
電気機械サプライチェーン【最終製品】の設備投資推移【技術者のキャリア設計】エンジニア・技術者・専門家・ものづくり・製造業・経営論・人材確保・キャリアアップ・キャリア形成・ものづくり.com

ここでも、摺合せ型の自動車組み立てと、
モデュラー型になった電気機器の差が表れています。

日本人が最も得意とするのは、
部品点数千点~1万点の製品の量産化という説もあり、
自動車がまさにこのスイートスポットに的中しています。

大型飛行機や有人ロケットも摺合せ製品ですが、
部品点数が上記を超えており、
今後どうなるかが注目されます。

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