技法解説#2:オンライン品質工学

2011年4月17日ものづくり革新, 技法解説

タグチメソッドと言えば、一般的にはパラメータ設計を想起する人が多いですが、
歴史的には製造工程で使われるオンライン品質工学も古くから提案されています。
ここでの「ライン」とは製造ラインを指し、
製造現場での合理的な最適化の方法がたくさん提案されています。

例えば定期的に調整が必要な装置があり、
調整頻度を上げると不良発生率は減るものの、
調整コストが増加します。
不良を含めて調整にまつわる全てのコストを金額換算して関数化し、
微分することでコスト最小の調整頻度を導出します。

同様の考えはフィードバック制御、計測器の校正、工程診断、フィードフォワード制御、
予防保全、安全システム確認などに設定されます。

やや異なる考えでは、
検査をしなくても良い臨界不良率を求める検査設計があります。

まさに製造コストを扱うため、比較的事例発表は少ないのですが、
マツダ、エプソン始め、多くの企業の製造工程で活用されています。

http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/40

技法解説#1:品質工学

2011年4月5日技法解説

品質工学はその体系のほとんどを田口玄一博士が構築したことからタグチメソッドと呼ばれ、世界的にも高く認知されているものの、包含する内容が広大で一部用語、用法の不統一などもあり、全貌を理解するにはかなりの努力を必要とします。

今だに新たな数理的提案もあるなど未完成の技法であるにも拘らず、トヨタ、パナソニックなど名だたる企業が活用している理由は、ひとえに「有効性がある」からと言えます。

大きく分類すると、製造段階に適用される「オンライン品質工学」、開発/設計段階で適用される「オフライン品質工学」、分野に限定されず多変量データに適用される「MTシステム」の3つがあります。

http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/104